保険を究める
保険診療と自由診療を比べてみたとき、自由診療の方がいい治療を受けられそうなイメージがありますが、実際は、どちらが上でも下でもなく重なる部分が多くあると思います。 要するに求められるものは保険診療の技術力ではないかと思います。
当院では、基本的に保険診療を勧めております。患者様の症状や、希望内容等をお聞きして 適切な治療方法を提案しております。
そもそも保険診療とは、治療した時の費用の一部を国が負担するもので国の定めたガイドラインに沿って治療しなければなりません。それを逸脱すると自由診療となるのですが、保険診療でも基本に忠実に行えば十分長持ち結果は得られると思います。 例えば、強度だけで言うなら保険の金属の歯の方が自由診療セラミックより強く、保険の入れ歯の方が自由診療の金属床よりも修理しやすい利点があります。
チーム
医療の世界では、スタッフより医師、とくに院長が一番強いという構図になっています。 私は開業したときから、これに違和感がありました。 責任感や立場上、院長として「決めなくてはならないこと」はあります。また、法律で定められている部分もあります。しかし、院長が強すぎると院内がぎくしゃくします。

医師がすべての情報を把握しているとは限りません。患者さんは、内容によっては医師よりスタッフに話しやすいこともあるでしょう。 私は、それをスタッフが伝えてくれたときに、ちゃんと受け入れられる医院がいいと思いました。 そうしたときに初めてチームとして機能すると思うのです。

ほりうち歯科では、ドクター、衛生士、歯科助手。それぞれが役割をもって、主体的に治療に携わります。 たとえば、治療計画はドクターが作成しますが、一方的に指示する形ではなく、衛生士や歯科助手の視点も取り入れるようにしています。そのために、患者さんの治療について歯科医師とスタッフでミーティングを行い、意見交換しています。 「入れ歯にする」という治療計画の患者さんでも、スタッフから「あの患者さんはどうしてもブリッジにしたいそうです」と聞けば、可能であれば患者さんの声を取り入れて計画を立て直します。
毎日ミーティングを行い、治療計画、患者さんの希望などを共有します。
情報共有
ほりうち歯科では、医院の質や医療安全衛生面を向上させるため、ドクターとスタッフとの情報共有を大切にしています。その中でも円滑で正確なコミュニケーションは重要でミーティング等で全員で話し合った内容は文書化して記録に残し、マニュアルとして誰が見ても実践できる様な取り組みをしています。